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ボーナス返済がある場合の住宅ローン・シミュレーション
住宅ローンでボーナス返済を併用するというのは、借りた金額のいくらかを毎月の給料で返済し、残りを年2回のボーナスで返済するという方法になります。つまり、3,000万円を借り入れ、そのうちの2,000万円を毎月の給料で返済し、残りの1,000万円を年2回のボーナスで返済するというような考え方です。
したがって、考え方は前回の応用になります。今回初めてこのコーナーを目にされた方は、まず前回の「エクセルで住宅ローンをシミュレーション」をお読みください。前回の内容が理解されているという前提で、今回の話を進めています。
イラスト
<1>項目、数字を入力する
  まずエクセルを起動させ、それぞれのセルに下のような項目、数字を入力します。
数字は自由に入力できますが、ここでは便宜上、「借入金額」3,000万円(セルB1)、「借入金額のうち毎月返済部分に相当する額」2,000万円(セルB2)、「利率」(%ではなく小数で表記) 0.03(セルB4)、「返済期間(年)」20(セルB5)としておきます。

前回同様、下の図のように借入金額等に「¥」を表示させたい場合は、セルB1を右クリックし、「セルの書式設定」を選択する。開いた「セルの書式設定」のウィンドウから「表示形式」のタブを選択し、「分類」で「通貨」、「記号」で「¥」を選択する。計算上はなくてもよい。
  エクセル入力画面 1
<2>「借入金額のうちボーナス返済部分に相当する額」の入力
  セルB3の「借入金額のうちボーナス返済部分に相当する額」は、「借入金額」(セルB1)から「借入金額のうち毎月返済部分に相当する額」(セルB2)を差し引いたものです。
したがって、セルB3をクリックし、上の「fx(関数の挿入)」の欄に「=B1−B2」と入力し(=を忘れないように)、enterキーを押します。すると「¥10,000,000」と表示されます。
こうしておけば、「借入金額」や「借入金額のうち毎月返済部分に相当する額」を変更した場合、自動的に「借入金額のうちボーナス返済部分に相当する額」が計算されることになります。
    エクセル入力画面 2
<3>毎月返済額の設定
  次に、「毎月返済額」(セルD2)の設定で、前回同様、関数「PMT」を使用します。
セルD2をクリックし、上のバーの「挿入」→「関数」を順次クリックします。新たに開いた「関数の挿入」のウィンドウの「関数名」から「PMT」を選択し、「OK」をクリックします。さらに開いた「関数の引数」のウィンドウに、次の数値を入力します。
    エクセル入力画面 2
    「OK」をクリックすると、セルD2に「¥110,920」と表示されます。「毎月返済額」は、11万920円です(小数点以下の表示がある場合は、前回同様、セルを右クリックし、「セルの書式設定」を選択する。開いた「セルの書式設定」のウィンドウから「表示形式」のタブを選択し、「小数点以下の桁数」で「0」を選択する)。
<4>ボーナス時返済額の設定
  「ボーナス時返済額」(セルD3)の設定についても、基本は「毎月返済額」の設定の場合と同じです。
セルD3をクリックし、上のバーの「挿入」→「関数」を順次クリックします。新たに開いた「関数の挿入」のウィンドウの「関数名」から「PMT」を選択し、「OK」をクリックします。さらに開いた「関数の引数」のウィンドウに、次の数値を入力します。
ここで注意しなければならないことは、ボーナスを年2回として計算しますので、利率は半年あたりの利率となるため「B4/2」、期間は2回という意味で「B5*2」と入力することです。
    エクセル入力画面 2
    「OK」をクリックすると、セルD3に「¥334,271」と表示されます。「ボーナス時返済額」は1回あたり、33万4,271円です(小数点以下の表示がある場合は、「<3>毎月返済額の設定」を参照)。
<5>毎年返済額、返済総額、うち利息額
  (1) 毎年返済額
「毎年返済額」は、「毎月返済額」(セルD2)を12倍したものと、「ボーナス時返済額」(セルD3)を2倍したものの合計です。
したがって、セルD4をクリックし、上の「fx」の欄に「=D2*12+D3*2」と入力します。
enterキーを押すと、「¥1,999,576」と表示されます(小数点以下の表示がある場合は、「<3>毎月返済額の設定」を参照)。
    エクセル入力画面 6
    (2) 返済総額
返済総額は、「毎年返済額」(セルD4)に、「返済期間(年)」(セルB5)をかけたものです。
したがって、セルD5をクリックし、上の「fx」の欄に「=D4*B5」と入力します。
enterキーを押すと、「¥39,991,525」と表示されます(小数点以下の表示がある場合は、「<3>毎月返済額の設定」を参照)。
    エクセル入力画面 7
    (3) うち利息額
「うち利息額」は、「返済総額」(セルD5)から「借入金額」(セルB1)を差し引いたものです。
したがって、セルD6をクリックし、上の「fx」の欄に「=D5−B1」と入力します。
enterキーを押すと、「¥9,991,525」と表示されます。
    エクセル入力画面 8
<6>その他の場合に応用
  以上でシミュレーション完成です。完成したシミュレーションの「借入金額」「借入金額のうち毎月返済部分に相当する額」「利率」「返済期間(年)」等の数値を変更すれば、瞬時に新たにシミュレーションされます。
たとえば、「借入金額」を3,500万円、「借入金額のうち毎月返済部分に相当する額」を2,700万円、「利率」を0.02、「返済期間(年)」を30年に変更すると、次のようになります。
  エクセル入力画面 9