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固定金利と変動金利
 住宅ローンの金利は、大別すると、(1)固定金利型、(2)変動金利型、(3)固定金利選択型、の3つがあります。
それぞれの特徴は次のとおりです。

ハト先生
固定金利型
   契約時に決めたローンの金利が、全返済期間にわたって適用されるタイプのローンです。市中金利(世の中の全体的な金利水準)が上下しても、それに連動することはなく、当初に設定した金利がずっと適用されます。

 金利が変動しないので、資金計画を確実に描けるという点ではメリットがありますが、通常は他の金利(変動金利型や固定金利選択型)よりも高い金利が設定されています。
  変動金利型
     ローン返済期間中に適用金利が変動するタイプのローンです。金利の見直しは、一般的に年2回行われます。見直し時の市中金利が、それまでよりも下がっていた場合、適用金利も下がることになるので有利になります。反対に、見直し時の市中金利が上がっている場合は適用金利も上がってしまうことになり、不利になります。

 ただし、適用金利がアップされる場合には上限があり、上限は直前の返済額の25%アップまでと定められています。つまり、先月の返済額が10万円だったとすると、いくら市中金利がアップして住宅ローン金利もアップしたとしても、今月の返済額が12万5,000円を超えることはありません。

 返済額が急激にアップしないための措置なのですが、とはいっても、数年にわたって半年ごとに返済額がアップした場合、返済額は相当の高額になる可能性があります。たとえば、現在の返済額が10万円で、半年ごとに25%ずつアップしたとします。その場合、2年後の返済額は約24万円になってしまいます。したがって、これまでは低金利が続いていたので変動金利型が有利に思えますが、今後の金利の動きには注意しなければなりません。
固定金利選択型
   一定期間の金利を固定するタイプのローンのことです。金利を固定できる期間は金融機関によって異なりますが、2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年などの期間から選択できるようになっています。選択した固定金利期間が終了すると、その時点で再度、固定金利型、変動金利型、固定金利選択型のどれにするかを決めることになります。 ハト先生 住宅ローンの金利のタイプ
途中で金利タイプを変更することは可能か?
   一般に、変動金利型を選択した場合は随時、固定金利型や固定金利選択型に変更することは可能です。反対に、固定金利型や、固定金利選択型の選択期間中は、金利タイプを変更することはできません。

具体的には、次の図のとおりです。
    住宅ローンの金利タイプの変更について
 
  どのタイプの金利を選ぶべきか?
     変動金利型で借りた場合、その後の金利が下がれば有利になりますが、上がれば不利になります。固定金利型で借りた場合は、その後の市中金利の影響を受けないので、市中金利が上がれば相対的に有利になり、下がれば相対的に不利になります。したがって、一般に、金利が上昇しそうなときは固定金利、下降しそうなときは変動金利が有利だとよくいわれます。

 つまり、低金利時代はそろそろ終わると判断した場合は固定金利型が有利になり、今後もまだ続くと判断した場合は変動金利あるいは短期の固定金利選択型が有利になります。実際のところ、今後の金利予測は非常に難しく、上昇するか、下降するかは専門家でも意見が分かれ、なんともいえないといった感じです。