ハトマークプラザ

第十五回 花と緑を満喫できる公園・庭園 spot20選

東京都内に住んでいる人なら、大都会・東京には意外と公園が多いことを実感していることでしょう。都立のものだけを数えても、都立公園、都立庭園、都立海上公園、都立自然公園、都民の森などを合計すると100を超えます。少し散歩すれば公園に行き着き、春から夏にかけては花と緑を満喫することができます。今回は花と緑を満喫できる都立公園・都立庭園を紹介します(ここで紹介した公園・庭園はほんの一部です)。

バックナンバー

向島百花園

所在地●墨田区東向島
最寄り駅●東武伊勢崎線:東向島駅、京成押上線:京成曳舟駅

向島百花園江戸の町人文化が花開いた文化・文政期(1804〜1830年)に造られた庭園。当時の一流文化人達の手で造られた、庶民的で、文人趣味豊かな庭として、小石川後楽園や六義園などの大名庭園とは異なった美しさをもっています。開園当初は、360本のウメが主体でした。「百花園」の名称は、一説では「梅は百花に魁けて咲く」または「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたそうです。四季折々たくさんの花が咲きますが、これからの見所は、ヘビウリ・ヒョウタン・カボチャ等の棚で栽培される一年生つる草で、7月頃開花し、8月から9月にかけて結実して棚から下がります。

Page Topへ

神代植物公園

所在地●調布市深大寺
最寄り駅●京王線・調布駅からバス等

神代植物公園園内には約4,500種類、10万株の植物が植えられ、四季折々の花と緑を楽しむことができます。春はもちろん桜が楽しめ、約65種類・約600本あり、3月下旬から4月下旬まで公園内のサクラ園と築山周辺でみられます。「ジンダイアケボノ」という名の神代植物公園で生まれたサクラもあります。このほか、園内にはバラ園、ツツジ園、ウメ園、ハギ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分けられ、景色を眺めながら植物の知識を得ることができます。昭和59年には大温室が完成し、珍しい熱帯の植物が集められ、冬も彩り鮮やかな花々が鑑賞できます。

小石川後楽園

所在地●文京区後楽
最寄り駅●JR総武線・東京メトロ東西線・東京メトロ有楽町線・東京メトロ南北線・都営大江戸線:飯田橋駅、東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ南北線:後楽園駅

小石川後楽園江戸初期からの水戸徳川家上屋敷の庭園で、二代藩主・光圀の代に完成しました。国指定の特別名勝・特別史跡です。かつて樹齢100年以上というシダレザクラの古木がありました。現在のものは、その後を継いで植えられたもので、推定樹齢は60年を越すと言われています。園の北側地域は景観が一変し、梅林、稲田、花菖蒲、藤棚の田園風景が展開します。庭園の中に稲田があるのは非常に珍しい光景で、文京区内の小学生が毎年5月に田植え、9月に稲刈りをしています。

代々木公園

所在地●渋谷区代々木
最寄り駅●JR山手線等:原宿駅、東京メトロ千代田線:代々木公園駅、小田急小田原線:代々木八幡駅

代々木公園代々木公園は、23区内の都市公園の中で4番目に広く、道路を挟んで森林公園としてのA地区と、それとは対象的な陸上競技場、野外ステージなどを備えたB地区とに分かれています。開園は昭和42年で、開園当時はまだ若かった木々も、今ではすっかり成長し、隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作っています。また、平成2年5月には、高さ15〜30mに及ぶ大小3基の噴水や水回廊をもつ水景施設が完成し、“水と緑”に恵まれた公園として生まれかわりました。

旧芝離宮恩賜庭園

所在地●港区海岸
最寄り駅●JR山手線等:浜松町駅、都営地下鉄:大門駅

旧芝離宮恩賜庭園小石川後楽園とともに今、東京に残る江戸初期の大名庭園の1つです。回遊式泉水庭園の特徴をよくあらわした庭園で、池を中心とした庭園の区画や石の配置は、非常に優れています。数々の名石が用いられた庭造りが行われ、根府川山や中島の石組は一見の価値があります。春はフジ、サツキ、ユキヤナギ、サクラなどが咲き、サツキ花盆栽展が行われます。夏はハナショウブ、キキョウ、ハマユウが咲き、七夕のイベントがあります。

旧古河庭園

所在地●北区西ヶ原
最寄り駅●JR京浜東北線:上中里駅、東京メトロ南北線:西ヶ原駅

旧古河庭園数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例で、また現存する近代の庭園の中でも極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるため、平成18年に国の名勝指定を受けました。北側の小高い丘には洋館、斜面には洋風庭園、低地には日本庭園を配しています。5月中旬に春のバラフェスティバル(ライトアップ)があります。


水元公園

所在地●葛飾区水元公園
最寄り駅●JR常磐線:金町駅からバス

水元公園水路が園内を走り、都内で唯一、水郷の景観をもった公園です。昭和50年まで、このあたりは都立江戸川水郷自然公園に指定されていました。6月上旬から下旬にかけて、1万4,000株・約100品種・20万本の花菖蒲が咲き競います。規模は都内最大で、菖蒲まつりも開催されます。このほか、園内にはポプラ並木やメタセコイアの森、ハンノキなど水辺に強い樹木が生育し、スイレン、コウホネなどの水生植物を見ることができます。

六義園

所在地●文京区本駒込
最寄り駅●JR山手線・東京メトロ南北線:駒込駅、都営地下鉄三田線:千石駅

六義園元禄8年(1695年)に、五代将軍・徳川綱吉側近の柳沢吉保自らが設計・指揮し、造り上げられました。吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園です。3月末にシダレザクラが枝いっぱいの薄紅色の花を咲かせ、夜はライトアップされます。流れ落ちる滝を彷彿させる姿は圧巻です。春はこのほかソメイヨシノ、ツツジ、ヤマブキ、ミズキ、サツキ、エゴノキなど、夏はタイサンボク、モクゲンジ、ハギ、アジサイなどが咲きます。

清澄庭園

所在地●江東区清澄
最寄り駅●東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線:清澄白河駅

清澄庭園泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」です。この造園手法は、江戸時代の大名庭園に用いられたものですが、明治時代の造園にも受けつがれ、清澄庭園によって近代的な完成をみたといわれています。松尾芭蕉の句碑も園内にあります。四季を通じて草花が楽しめ、5月5日・こどもの日には親子竹とんぼ教室、6月中旬には花菖蒲祭り、7月上旬には七夕飾りなどのイベントも催されます。

葛西臨海公園

所在地●江戸川区臨海町
最寄り駅●JR京葉線:葛西臨海公園駅

葛西臨海公園青空と紺碧の海が広がる東京湾に、緑と水と人のふれあいをテーマに5つのゾーンを配して誕生した公園。東京湾に浮かぶようなガラスドーム・葛西臨海水族園には、世界的に有名なクロマグロなど、1,250種7万5,000点の世界の海の生物がいます。鳥類園には淡水池、汽水池および広大な森を人工的に造成し、多くの鳥類が飛来するようになりました。2001年春には大観覧車がオープンしました。葛西海浜公園にも隣接しています。

蘆花恒春園

所在地●世田谷区粕谷
最寄り駅●京王線:芦花公園駅または八幡山駅

『不如帰』『自然と人生』『みみずのたはこと』などの名作で知られる明治・大正期の文豪・徳富蘆花と愛子夫人が、後半生を過ごした住まいと庭、それに蘆花夫妻の墓地を中心とした旧邸地部分とその周辺を買収して造られました。園内には、蘆花が植えたすがすがしいモウソウチクの林があります。春から秋にかけて花も楽しめます。

旧岩崎邸庭園
所在地●台東区池之端
最寄り駅●東京メトロ千代田線:湯島駅

旧岩崎邸は1896年(明治29年)に三菱創設者・岩崎家本邸として建てられました。三菱の創始者は現在(2010年)放映中のNHK大河ドラマ『龍馬伝』の語りをしている岩崎弥太郎です。現存するのは洋館・撞球室・和館の3棟。春はソメイヨシノ、オオシマザクラ、オドリコソウ、カントウタンポポ、ボタン、夏はガクアジサイ、モッコクなどが咲きます。

小宮公園

所在地●八王子市暁町
最寄り駅●JR中央線等:八王子駅北口または京王線:京王八王子駅からバス

標高約150mの丘陵地にある公園です。八王子駅前の賑いと一転して、深い森の中を思わせるような園内は、コナラ、クヌギを主とした雑木林におおわれています。その木々の間には、枕木を利用した木道が通り、散策時に足の裏からつたわる感覚も楽しめます。昆虫と野鳥の生息地でもあり、野鳥は43種類が確認されています。

石神井公園

所在地●練馬区石神井台
最寄り駅●西武池袋線:石神井公園駅

三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、園内は起伏に富み、武蔵野の自然がよく残されています。三宝寺池の周りをおおう木々は今も変わることなく、四季それぞれに美しい姿を見せてくれます。池のほとりには木道がめぐらされています。石神井池はボートで賑わっています。

舎人公園

所在地●足立区舎人公園
最寄り駅●日暮里・舎人ライナー:舎人公園駅

東京にありながら、広がる空と多様な自然が楽しめる、くつろぎの空間で、動植物の宝庫にもなっています。緑と水に恵まれた敷地は現在も造成が進み、最終的な計画では、69.5ヘクタールに及ぶ予定です。現在(2010年3月)はスポーツ施設、さまざまな広場、池などが整備され、約51.3ヘクタールを開園しています。

小山内裏公園

所在地●町田市小山ヶ丘
最寄り駅●京王相模原線:多摩境駅

多摩丘陵の骨格をなす主稜線上に位置し、北側は多摩川の支流・太田川の源流部にあたり、現在でも湧水の湧く谷戸地形が良好な姿で保存されています。公園の大部分は多摩丘陵に特徴的な雑木林で覆われ、谷戸部分の湿性草地とともに良好な植生が維持され、多様な動植物が生息しています。

浮間公園
所在地●板橋区舟渡、北区浮間
最寄り駅●JR埼京線:浮間舟渡駅

昭和60年に開通したJR埼京線の浮間舟渡駅前の水と緑、それが浮間公園です。面積の約40%が浮間ヶ池ですが、池畔には公園のシンボルとして設置された風車が映え、多くの自然や緑に囲まれた運動施設もあり、各種遊び場からは子供達の歓声が聞こえてきます。

殿ヶ谷戸庭園

所在地●国分寺市南町
最寄り駅●JR中央線・西武国分寺線等:国分寺駅

武蔵野の自然の地形、段丘の崖にできた谷を巧みに利用した回遊式林泉庭園。崖の上の明るい芝生地と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法が見所の1つです。都市部に残された数少ない武蔵野らしさが感じられる植生が見られます。

浜離宮恩賜庭園

所在地●中央区浜離宮庭園
最寄り駅●都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ:汐留駅、都営地下鉄大江戸線:築地市場駅

潮入の池と2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。春は桜のライトアップがあり、さらにヤブツバキ、ジンチョウゲ、レンギョウ、フジなどが楽しめます。夏はサツキ、ハナショウブ、アジサイ、ノウゼンカズラ、サルスベリなどが咲きます。

小峰公園

所在地●あきる野市留原
最寄り駅●JR五日市線:武蔵五日市駅

都立の自然公園の中で最も豊かな自然環境を残している秋川丘陵自然公園のほぼ中央にあります。自然と人間が共存しうる調和のとれた生活環境の実現をテーマに設置されました。ビジターセンターがあり、自然解説、情報サービス、野外レクリエーションなどを行っています。

バックナンバー